数年前に大ベストセラーになった「フランス人は10着しか服を持たない」。
私も大好きでシリーズすべてを揃えているのですが、著者のジェニファー・L・スコットさんが初めての絵本を出版したということで、ジャケット買いして読んでみました。
本棚のお気に入りコーナー。フランス人は〜の3巻は今読み途中で、ベッドにあります。
目次
「シックって、どういう いみ?」
物語は、主人公の女の子がおかあさんにこんな問いかけをするところから始まります。
たとえ「フランス人は〜」を愛読しているとしても、日本人にとって「シック」は馴染みのない言葉です。
この女の子の問いかけに自分を投影し、
既に立派な一児の母である私も、目線が完全に女の子になったまま読み進めることとなりました。
こどもの頃にもどったようなわくわく・ときめき感
シックとは?と尋ねる女の子におかあさんは、
「シックっていうのは おしゃれなだけじゃなくて もっと すてきなの」
と答えます。
「わぁ、シックってどんな素敵なことなんだろう?」と、
主人公の女の子と一緒にどきどき・わくわく。胸を高鳴らせてしまいました。
日々の雑事がすてきな魔法のように思えてくる
シックになるためのレッスンで、基本的な礼儀・生活習慣だけではなく、
「じぶんが人にしてもらいたいことを、人にしてあげる」「よく学ぶ、いっしょうけんめいやる」
「どんなことでもたのしんでやってしまう」といった心の態度も教えてもらう女の子。
毎日の習慣すぎて、もはや楽しいとも嫌とも思わなくなっている雑事も、
こういう心がけひとつでとっても楽しく、意味のあるものになるなぁとハッとしました。
女の子の目線で読むことで、日常の生活がさらにワクワクと輝いて感じられるような、
とっても気持ちの良い読後感でした。
毎日「フランス人は10着しか服を持たない」を読むのは大変だけど、
この絵本なら寝る前の数分でさくっと読めます。
ベストセラーのエッセンスが詰まった、とっても素敵な絵本でした。
買ってよかったです。
リビングに飾り収納しています♪
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