輪虎(りんこ)の強さの秘密は<想い>!史実に存在しないオリジナルキャラクター

殺気立つ輪虎

この記事では、キングダムの登場人物である輪虎(りんこ)についてまとめます。
信が飛躍的に強くなったきっかけにもなった輪虎。主人への忠誠心や想いを持った、魅力的な武将です。

※2019年6月17日現在、キングダムのコミックスは54巻までしか出ていませんが、本記事にはそれ以降の情報(ヤングジャンプの連載より)も書いています。また、ネタバレも含みますので、嫌な方はお読みにならずにお戻りください。

目次

輪虎(りんこ)とは?

廉頗四天王の一人

輪虎(りんこ)は、魏の将軍であり、廉頗の側近、廉頗四天王の一人。
趙の旧三大天である廉頗(れんぱ)から絶大なる信頼を置かれており、キングダム18巻から始まる山陽攻略戦では、戦前の将狩りや、主攻である中央軍の指揮を任されています。
輪虎による将狩りで、秦は廉頗との対戦前に9人もの将を失ってしまいました。

関連記事:趙三大天・廉頗(れんぱ)は実在した人物、史実での振る舞いもまさに豪快

少年のような外見だけどれっきとした将軍&もう30代

輪虎将軍
(出典:キングダム 19巻37ページ)

10代の信から「ガキ」「クソガキ」と呼ばれていますが、実際は30代だと打ち明けています。
言われてみれば、たしかにベビーフェイス…かな?少年のようなお顔立ちですね。
魏王も、廉頗との会話の中で「あの女子の如き少年であろう」と発言していました。

威厳ある喋り方をする将軍が多い中で、「〜だよ」「〜だね」という口調で話すのも特徴の一つです。
親しみやすい喋り方をする将軍ですが、その分、武の強さが際立ちます。

殺気立つ輪虎
(出典:キングダム 19巻26ページ)

殺気を放つ輪虎、怖い!秦兵が「ひいっ」と腰を抜かしています。

輪虎は史実に存在した?

輪虎はキングダムのオリジナルキャラクターです。残念ながら、史実には存在しません。
輪虎の主(あるじ)である趙の大将軍・廉頗(れんぱ)は、史記にも登場する実在の人物ですが、四天王(輪虎・介子坊・姜燕・玄峰)は四人ともオリジナルキャラクターとのことです。

大将軍・廉頗(れんぱ)から絶大なる信頼を置かれる輪虎

大将軍廉頗が輪虎に絶大なる信頼を寄せていることも、輪虎の強さをうかがわせる要素の一つです。

輪虎を絶賛する廉頗1
(出典:キングダム19巻17ページ)

たった三百で将狩りに出たことを心配する魏王に対し、
「輪虎は敵の力量を見誤らない 奴が三百と言えば三百で間違いない」「輪虎が三百と言えば三百で十分」と、輪虎への全幅の信頼とも言える返答をしています。

輪虎は「想い」を持った将軍

中央軍の戦いが始まってから、輪虎の強さがさらに描かれるようになります。
信と王賁(おうほん)が輪虎を挟み込み、二人がかかりで討とうとした際も、なんと結局討てず…でした。

挟み込まれる輪虎
(出典:キングダム 20巻198ページ)

そんな桁外れの強さの原点が「想いの強さ」であることが、散りばめられた輪虎の独白から読み取ることができます。

天について語る輪虎
(出典:キングダム 19巻38ページ)

「いくら才能や実力があっても”幸運”という天の働きがないと武将なんて道半ばで命を落とす」
「本当に天に寵愛される武将は一握り」

と、「天の計らい」や「運命」を信じるような発言をところどころでしています。また、

信を助けに来る飛信隊
(出典:キングダム 19巻36ページ)

輪虎と対面する信を猛烈な勢いで助けに来る飛信隊の隊員たちの姿を見て、信を討つのをやめる場面も。
単に相手を殺そうとするのではない、自らの想いに従って行動する輪虎の一面が垣間見えるシーンです。
このシーン好き。

輪虎の「想い」を形作る生い立ちは、信との一騎討ちのシーンで語られることとなります。

信の心を打った輪虎の「想い」

信と輪虎の長く続いた一騎討ちの末、信がとうとう輪虎に致命的と言える一太刀を浴びせます。
信をして「こいつはもう立ち上がれない」と言わしめるほどの傷でしたが、輪虎はそこでも立ち上がり、自分の生い立ちについて語り始めます。

亡き妹への想い、命を救ってくれた廉頗への想い。この想いで、輪虎は「殿が待っている こんなところで負けられない」と立ち上がることが出来たのだと思います。

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最終的に信に心臓を貫かれ、討ち死にしてしまいますが、討った信の表情は神妙。

輪虎を見つめる信
(出典:キングダム 22巻70ページ)

番外編ではありますが、輪虎の亡骸は信の意向によって廉頗のもとに届けられたことが描かれています。(出典:キングダム 23巻209ページ)
討たれた将は首を狩られ、亡骸に辱めを受けることが多かった時代です。輪虎と信の想いが共鳴したことが伺えるエピソードですよね。
このシーンもすごく好きです。

廉頗からのお礼
(出典:キングダム 23巻209ページ)

信に対する廉頗からのお礼は、超高価な人参。信には「猫に小判」でした。笑

信の「強さ」に大きな影響を与えた輪虎の存在

輪虎を討ったことで、信の強さには磨きがかかりました。
山陽攻略戦の勝利後、韓の千人隊と交戦した際には、

馬を御す信
(出典:キングダム24巻141ページ)

楚水が「信殿は輪虎戦以来 騎馬の戦いが格段に巧くなった!!」と独白しています。

輪虎戦からかなりの年月が経過した珠海平原の戦いにおいても、信が輪虎を回顧するシーンが。

紡ぐ信
(出典:キングダム 598話 紡ぐ者)

敵将との一騎討ちで劣勢を強いられている場面で、漂・尾到・松左・麃公・万極・成蟜などと共に輪虎が登場します。
敵味方関係なく皆、「想い」を持って命を落としていった人たちです。

時間が経過してもなお、敵である輪虎が信の強さを支えている。感動的なシーンです。
このシーンも好き。

登場期間が少なく、また既に亡くなっているキャラクターである輪虎ですが、その存在感は強烈で、ファンも多い輪虎。
今後まだまだ続くであろう信の「中華統一」への道において、また回顧シーンとして登場するかもしれませんね。

おまけ

キングダムのアニメ(キングダム2)では、なんと!!動く輪虎を拝めます。
dアニメ、Netfrlix(ネットフリックス)、Hulu(フールー)などで見ることが出来ますよ。

私はNetflixで、仕事の合間や家事をしながら、ひいては電車の移動時間にも見ています♡
(Kindleでも全巻持ってるし、もはや中毒)
キングダムが好きすぎる!!という方は、アニメもぜひチェックしてみてくださいね!
輪虎の声優さん(櫻井孝宏さん)、イメージ通りすぎて素敵です!

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